佐賀県唐津市鎮西町名護屋という場所があります。
私は個人的に呼子に魚釣りに行くので、割りと通る場所なんですが、行く途中でナビに徳川家康陣跡だの、伊達政宗陣跡だのと普通誰でも知ってる武将の名前があると共に陣跡?っていったい何だろうと以前から思ってました。
いっぱいあり過ぎて探すの大変だね~
そこで良く調べてみると、その昔16世紀に、名護屋城があって、その周りに全国の著名な武将が陣地を作っていたということだそうです。
そう、あの豊臣秀吉が天下を取っていた時代に、豊臣秀吉が朝鮮半島を制圧するために作ったのが名護屋城。そして、そのために全国から名だたる武将を呼び寄せていたんだって。
徳川家康、伊達政宗、小西行長、前田利家、島津義弘、加藤清正、黒田長政等々、そうそうたる武将ですよね。
16世紀に欧州各国が大航海時代のもとで世界各地で植民地を作っていた頃、特に諸外国の影響を受けていたのかは不明だけど、日本でもやはり16世紀に植民地を作るために朝鮮を制圧しようとしていたんですね。
古くは古代ギリシアやローマ時代にもこういう別の国を自分の国の植民地とすることがあったらしいけど、なんか人間ってもともとそういうものなんですかね。
名護屋城は今は唐津城に移転されたらしく、現在は城跡しか残っていません。
そして、そこにあるのが佐賀県立名古屋城博物館。
なかなか立派な建物だぞ!
2023年10月8日、博物館で「新時代へのかけはし」と銘打ったイベントがあったので行ってきました。
関連イベントで東京大学の史料編纂所教授の本郷和人さんの講演会もあって、それもついでに聴いてきました。教授の割には慣れているのか、話は面白く、歴史に興味をもてました。高校の時にこんな先生の授業受けてたらもっと歴史が好きになってただろうなぁ。
そもそも私はずっと歴史の授業が嫌いで、どちらかというと、数学的な、考えに考えて答えを導き出す科目が好きで、年号等をただ丸覚えするような勉強を馬鹿にするようなところがあって、これって今でもそんな傾向があって、人間的に出来てないなぁと反省しきりです。
でも、この歳になって、なんか昔の人たちの考え方やすごし方とか、それを学ぶことの楽しさにやっと気づきまして、まったく遅いっちゅうねん!
よって、読書の趣味も変わってきまして、最近では歴史小説も結構好きになっている今日この頃です。
「新時代へのかけはし」とは秀吉が朝鮮を征服しようとして、だが、出兵の途中で亡くなってしまい、その後、徳川家康が天下をとった後。結局朝鮮出兵を取りやめ、家康の元で国交を回復したという変遷を名付けたものです。
陳列物も結構面白く、興味をもって観ることができました。
そして、今回の目玉展示物がこれ
豊臣秀吉が朝鮮からの特使を招待したという黄金の茶室。これ見た朝鮮の人たちはさぞかし度肝を抜かれたことでしょうね。でも、朝鮮の人たちってお茶の作法とか知ってたんでしょうか
もともと博物館観て回るのが好きな私としては、大満足な一日でした。
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